インフォレスト発行のローカスMOOK『シニアライフ2010』の制作編集に協力しました。シニアホームを選ぶ際に、どんな点に注意し、どこに目を向けるべきかをお話し、各施設に関しては、個々に評価コメントをつけさせていただきました。
担当者の編集の方がいうのは、このMOOKは、「いまだ根強くいる老人ホームに対してネガティブなイメージを持っている読者に、『最近の老人ホームって、こんなふうなんだ』、『ふーん、悪くないかもね』といった印象を持ってもらえるような本にしたいと企画したそうです。つまり、すでに介護を必要とする人ではなく、アクティブなシニアが仲間と第2の人生を楽しむ場所として提案したいということのようです。
私は、それほど老人ホームに関して詳しいわけではないのですが、一人暮らしが増えている今、まだ元気なうちから、老後を考える人も多くなるのではないかと思って、この仕事を引き受けました。
出来栄えはどうでしょうか。当初の目的が果たせた内容になっているかどうかは、読者の皆様の判断にお任せしたいと思います。
最近、老人ホームの問題がいろいろと浮かび上がっています。今回の仕事で、私は多くのシニアレジデンスの資料を拝見しまた。どれも、豪華で、快適性を追求しています。
しかし、正直にいえば、やはり入居金が高いものが多いです。また、至れり尽くせりのサービスは施設にとってはアピールポイントなのかもしれませんが、入居者の自立を促すような取り組みが欠けているような気もしました。自立して生きることこそ、いくつになっても大事なことです。
シニアレジデンスは数年で入居者が入れ替わることで採算が成り立つように計算されているそうです。60代でまだ元気だけど、老後を考えて入居し、長生きしたら、その採算性は崩れることになります。そういう意味では、シニアレジデンスは、やはり高齢者が対象だと思いました。
ただ、このMOOKのように、早くから情報を提供して、皆がその状況を知っていくことは大事だと思います。そこから出た意見や提案が、シニアレジデンスの健全な運営に結びつくのだと思います。
定価880円。興味のある方は書店でお求めください。
また、下のアマゾンからも購読できます。
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アマゾンの購入サイト 徹底批評シニアライフ住居編2010 (LOCUS MOOK)
◆掲載ページの例



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