アリアの松本すみ子です。
月に一度と書きながら、7月のメルマガはさぼってしまいました...。
というのも、年に一度の友人との海外旅行に、今年は早めに行くことに
したため。このご時勢に優雅だなと思われるかもしれませんが、
私にとっては、今のところ、唯一のリフレッシュ期間。
ぽわーっと空と雲を見ていればいいだけの時間。
仕事に関係ない好奇心だけを動かしていればいい時間。
バスの座席で居眠りしていればいい時間。
土日休日の区別があまりない毎日には、貴重な時間なんです。
で、どこに行ったのかって?
ペルーです。天空の城・マチュピチュ、地上絵のナスカ、
世界遺産の高原都市・クスコ、そして、小学生の頃、地図を眺めていて
面白い名前だなあと思っていたチチカカ湖。
今、そこに立っているというのは感動的でした。
旅のお話は、また、機会をみて。
〜〜〔今月の目次〕 アリア「おとなの時代」http://www.arias.co.jp/ 〜〜
【今月の視点】 妻の言い分、夫の言い分
【最新ニュース】
・「松本すみ子の団塊消費動向研究所」が連載100回目を迎えました!
・セカンドステージが4年半の幕を閉じました。今までのご愛読に感謝!
・『FINANCIAL FORUM』の連載で話題の徳島県上勝町「いろどり」を紹介
・「シニアライフコーディネーター養成講座」で講師を担当します
・Ryoma21情報:第3期総会を東京国際フォーラムで開催しました
【松本すみ子の最新記事と講演一挙紹介】
【編集後記】 映画「台湾人正」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜今月の視点〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆妻の言い分、夫の言い分
7月に、定年準備講座で「アラウンド定年・男たちの思い」という座談会を
2回にわたって掲載しました。実は、この座談会、2006年12月に掲載した
「団塊世代の妻たちの本音」を意識して企画したもの。
「団塊世代の妻たちの本音」の話題の中心は夫との関係。頻繁に「離婚」
という言葉が行き交いました。それを読んだ男性読者からは、
こんなメールが来たことも(主要部分抜粋)。
>結婚生活で、妻たる自分が孤軍奮闘して子供たちを育てて家事を切り盛り
>してきたとのことですが、そんな時ご主人は会社で孤軍奮闘していた
>のではありませんか?
>なんの苦労もしないで給料を得られるわけではありません。奥さん方が
>子育てで苦労をしている時、かたちは違いますが、同じ位我慢もし、
>辛いめもしています。子育てが終わって、自立出来れば、熟年離婚しますと
>言いますが、それはかなり身勝手だと思います。
その言い分はもっともです。だから、今回は、妻たちの言い分に夫たちが
どのように反論するかを知りたいという思いもありました。
「アラウンド定年・男たちの思い」では、話題はまず、仕事のことから
始まりました。男性の場合は、当然です。しかし、後半は定年後の妻との
関係が、やはり大きなテーマとなりました。
妻たちの場合と違っていたのは、反論なんてとんでもない、妻への配慮と、
離婚なんて、これっぽっちも考えていないし、考えられないという言葉。
定年後は、妻なしでは生きられないといった雰囲気がいっぱいでした。
この違いは何なんでしょうね。
男性のほうが気の毒のような、逆に、ちょっとずるさも見えるような。
そういうことに妻は本能的に敏感で、それが口に出るのかもしれません。
記事はすべて、このページからアクセスできます。
→ http://www.arias.co.jp/news/2009/027_3.html
アラウンド定年・男たちの思い:第90回、第91回
団塊世代の妻たちの本音 :第31回、32回
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◆「松本すみ子の団塊消費動向研究所」が連載100回目を迎えました!
Nikke BPnetに連載している「松本すみ子の団塊消費動向研究所」が
8月5日掲載で100回目を迎えました。スタートは2005年2月14日。
それから4年半。われながら、よく続いてきたものだと思います。
こんなに長くスペースを提供してくださっている日経BPさんに感謝。
そして、なにより読んでいただいている皆さんに感謝です!
編集担当の方の言葉では、決して数は多いとは言えないものの、
不思議とコンスタントに読まれているとか。
ま、そのあたりは私らしいかも...。
記念すべき100番目のコラムのテーマは
「定年後の居場所ビジネス 〜今こそプライベートスペースの確保を〜」
→ http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090730/171203/
これからも、頭に浮かんだ「?」と「!」をせっせと形にしていきます。
お付き合いいただければ幸いです。
◆セカンドステージが4年半の幕を閉じました。今までのご愛読に感謝!
歳月の変化には抗えません。100回を迎えたコラムがある一方で、
姿を消してしまうコラムもあります。
2005年6月にオープンした日経BP「セカンドステージ」が7月末をもって
配信中止となりました。タイトルどおり、団塊世代の定年を見据え、
第2の人生を豊かに過ごすためのさまざまな情報を提供する目的で
始まったセカンドステージ。
私もプロデューサーとして「充実生活見つけた」「本当にやりたい仕事って何」
「団塊世代のための定年準備講座」を担当し、「著者に聞く」のお手伝いも
してきました。だから、本当に残念です。
今まで取材にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
団塊世代は再雇用制度が始まり、実質、定年が延びたような状況にあります。
でも、これは定年がせいぜい2・3年あるいは5年ほど先送りされただけ。
本当の定年を経験するのはこれからです。だから、
セカンドステージのような取り組みも、実はこれからが本番だったはず。
でも、セカンドステージだけでなく、シニアサイトはどこも不況の影響で
四苦八苦しているようです。1999年3月にサービスを開始した
老舗の「シニアナビ」も8月末をもって閉鎖すると発表しました。
とはいえ、高齢社会でのリタイア世代の問題は解決されたわけではありません。
ふところ狙いのだけの取り組みはこの機会に淘汰されて、
本当に必要なものが残り、新たな仕組みが始まると信じています。
なお、セカンドステージの配信は中止となりましたが、サイトは当分存続。
掲載した記事はまだ読むことができます。
セカンドステージ http://www.nikkeibp.co.jp/style/secondstage/
シニアナビ http://www.senior-navi.com/
◆『FINANCIAL FORUM』の連載で話題の徳島県上勝町「いろどり」を紹介
京都総合経済研究所が発行する『FINANCIAL FORUM』2009年夏号の
「はつらつセカンドステージ」で、話題の“おばあちゃんたちの葉っぱ
ビジネス”を仕掛けた横石知二さんにインタビューしました。
この「いろどり」事業で年収1千万円以上を稼ぐおばあちゃんもいるとか。
事業をそこまで育てた横石さんの苦労は並みたいていのものでは
ありませんでした。どうして、そこまでするのですか?
横石さんの返事は、自分がそうしたかったから。
仕事というものの本質を教えてくれる答えでした。
→ http://www.arias.co.jp/news/2009/022.html
◆「シニアライフコーディネーター養成講座」で講師を担当します
9月から開催される「シニアライフコーディネーター養成講座」の初日に
松本が講師として登場します。主催は関東シニアライフアドバイザー協会。
高齢社会の課題を探り、自己実現できる活動を実践できる人を育てる講座
として、2007年から実施しています。
これから、高齢者が増える地域では、人と人、活動と活動を結び付けて
地域の活性化に貢献するコーディネーターが必要になってきます。
定年後の自主的な活動に関心のある方に役に立つ講座だと思います。
→ http://www.arias.co.jp/news/2009/021.html
◆Ryoma21情報:第3期総会を東京国際フォーラムで開催しました
7月30日、NPO法人シニアわーくすRyoma21の第3期総会を開催しました。
各サークルリーダーも「活動に対する思い」、「今年度の活動予定」を
熱く語りました。
新しい年度の活動はすでに始まっています。あなたも参加しませんか!
→ http://www.ryoma21.jp/message/news/past/news090730.html
〜〜〜〜〜〜〜〜【松本すみ子の最新連載一挙紹介!】〜〜〜〜〜〜〜〜
◆連載「団塊消費動向研究所」第99回
定年技術者活用への道 〜置き去りにされる知恵と経験を記録に〜
→ http://www.arias.co.jp/news/2009/004.html
◆連載「団塊世代のための定年準備講座」最新記事
座談会 アラウンド定年・男たちの思い<2>
→ http://www.arias.co.jp/news/2009/027_3.html
◆日経BPセカンドステージ「充実生活みつけた」最新記事
異文化体験を期にロングステイ事業を目指す<2>
→ http://www.arias.co.jp/news/2009/027_1.html
◆日経BPセカンドステージ「やりたい仕事って何」最新記事
生まれ育った町に愛をこめて「桐生再生」<2>
→ http://www.arias.co.jp/news/2009/027_2.html
◆日経BPセカンドステージ「著者に聞く」最新記事
離婚の危機を回避する方法<2>
→ http://www.arias.co.jp/news/2009/027_4.html
◆今後の講演とセミナーの予定
→ http://www.arias.co.jp/news/2009/005.html
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【編集後記】映画「台湾人生」
短時間で手軽に気晴らしできるのが映画。ということで、今回も、最近見た
映画の紹介です。タイトルは「台湾人生」。ドキュメンタリーです。
昨年10月に取材で台北に行ってから、台湾は気になる国のひとつ。
明治28年から敗戦まで51年もの間、日本の統治下にあった台湾。
日本は欧米への対抗意識もあって、台湾での教育に力を入れました。
しかし、その教育はすべて日本語で行われ、徹底的に日本の精神を
植えつけたものでした。
そして、その教育を受けた人たちは、日本人として戦争に協力し、
敗戦と共に日本が去ると、蒋介石の国民党に統治され、多くが弾圧に
さらされます。
今でも流暢に日本語を操る80歳を過ぎた台湾の人たちの悔しさと
懐かしさが混じる日本への複雑な心境。そして、今、押し寄せる中国
という体制への納得しがたい思い。
「解けない数学のようなものなんです」という言葉に、今でも歴史に
翻弄される人々のやるせない気持ちを突きつけられた思いがしました。
東京では、中野ポレポレ座で上映中。
地域での自主上映も受け付けているそうです。
→ http://www.taiwan-jinsei.com/
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有限会社アリア 代表取締役 松本すみ子
発行日:2009年8月7日
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◆アリア「おとなの時代」 http://www.arias.co.jp/
◆NPO法人シニアわーくすRyoma21 http://www.ryoma21.jp
◆松本すみ子の団塊消費動向研究所
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20080923/100458/
◆団塊世代のための定年準備講座
http://www.nikkeibp.co.jp/style/secondstage/jinsei/teinen/
◆アリアプロデュース・日経BP「セカンドステージ」
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